「本を食べる!?」 -4ページ目

きれい事…好きな言葉

『人々はお金で貴いものは買えないと言う。そういう決まり文句こそ、貧乏を経験したことのない何よりの証拠だ。』
byギッシング「ヘンリーライクロフトの私記」

きれい事を言うな!!
とおもいきり言われた感じである。
でも、確かに納得。貧乏を経験しなければ分からないことは、たくさんあると思う。

日本とゆう世界でも有数の、裕福な国(借金は多いけど)では、ほとんどの人が最低限の暮らしができている。もちろん例外もあるし、人それぞれ貧富の差はあるが。

それでも恵まれているのが日本人。日本に生まれたことだけで、幸せなことはたくさんあると思う。

確かにお金で買えないものもあるとは思うが、それがきれい事になってしまうのは、その人の経験や人生に対する姿勢で変わってきてしまうと思う。

なにもしないで、
「お金で買えないものはある!」
などと、きれい事をいっても説得力がない。
世の中、きれい事だけでは生きて行けない。
きれい事で生きていきたいならば、それ相応の行動と信念を持っていなければ、難しいところだろう。

お金で救われることが、現実問題にたくさんあるのは事実だ。

おもしろい人間って?…好きな言葉

『退屈な人は千人に一人しかいません。
そして、千人に一人しかいないぐらいだから、それはおもしろい人間です。』
byイギリスの政治家 ハロルド・ニコルソン

僕らは、人の外見や経歴、ちょっと表面上でわかることで、その人間の価値(自分にとって面白いか…)を決めてしまうことが、往々にしてある。

もし人の価値判断を、表面上だけでしているなら、それほどもったいないことはない。悲しくもある。

自分にとって利益のある人、
例えば、お金持ちの異性と付き合いたくて、年収や経歴で相手を選ぶ。
そうした行為の繰り返しは、結果としてつまらない人生を作っていってしまうのではないだろうか。

打算的で、どこか感情を排除していくことに繋がるような気さえする。

もちろん自分にとっての利益を取捨選択していくことは大切ではあるが。

この言葉のいっている事はすごくシンプルなことなのだが、考えさせられる所がある。

ちょっと話がそれたかな…

心が若いと…好きな言葉

『心が元気だと、いつまでも若くいられる魔法にかかっているようだ。』
byT君

こんな魔法をずっと自分にかけていたいと思う。

外面はどうしても、時間の流れに逆らえないけれど、心だけは逆流することも、時間の流れより早く流れていくこともできる。そう思う。

小さなイルミネーション

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街かど

町なかにも

小さな光が灯る

でかい存在にはなれないけれど

小さな光には時として

人の心を奪う力がある

使うことができるのは一日に数回

運よく光にみとれる人は一日に数人


ひっそりと

けれど

あたたかく

街も人の心も

彩る

動物とお話

いしい しんじ
ぶらんこ乗り

ぶらんこに乗るのが得意で、動物とも話をする。指をならすのも上手。おまけに物語を作る天才。そんな男の子のお話。
男の子の姉がノートを発見することで、話は始まる。姉の視点で男の隠された思いが紡がれて行く。

一つの作品が、連作の短編となっていてとても読みやすかった。

男の子は、声を失ってからたくさんの物語を書いていた。
動物と話ができるようになり、ちょっとした動物の知識も知ることができた。

コアラが食べているユーカリの葉は、猛毒で動物の中でもコアラしか食べない。

とか、

ゾウの回りに転がっている黒い玉は、ハトの死骸で、ゾウの足で丸められているそうだ。それをローリングと呼んでいる。

なんてことも、男の子の作った話の中に盛り込まれている。

それは全て、動物たちから聞いた話なのだ。男の子が。

僕がいしいしんじさんの小説を読んだのは、初めてだったけど、彼の作品が幅広い年代に支持されるのも分かる気がする。

まだ「ぶらんこ乗り」だけだが、簡単にみえるような描写なのに、なぜか深みを感じさせる。

物語はせつなく書かれているが、そんな中に暖かみを感じる不思議な作品だった。

気温変化

目覚める

目覚めていない

目覚めている

目覚めた

おかしい

いつも通りの起動

まわらない

なにかおかしい

外面からの圧迫が内面に浸透する

昨日までの起動は、一体どこへ

風がふくとまた一段と目覚めが遅れる

気候の変動に縛られる

大切なこと…好きな言葉

『人生で一番大切なのは、自分にとって心地よさを感じること。』
byチェリスト ヨー・ヨー・マ

その時幸せか、否か。それを決めるのも「心地よさ」かもしれない。

自分にとって最高に心地よい瞬間は、やはり幸せである。と同時に、その逆もいえる。

心地よくない人生なんて、不幸でしかない。
どんな場所にいても、どんな場面でも、心地よく感じられるかどうかとゆうのは、とても重要である。

ちょっだけ前向き

佐藤 雅彦
プチ哲学

今回は久しぶりに小説以外の本だ。

でもいきなし哲学っていわれてもな~
という方、ご安心を。
だってこれ、「プチ」ですから。プチ。

全然難しいことなんてない。
しかも著者自身の絵もついていて、分かりやすいの極みだ、これは。

中身も、「うっかり電池くんの証明法」とか「かわいい勘違い」、「ひよこの誕生」、こんなタイトルからちょっとした考え方を書いている。

ちょっと漫画のような絵でたとえて、考え方を説明。そんな感じに続く。

一つ僕が気に入った例をあげると。。
『プッチンプリンの法則』とゆうのがある。

これは最終結果(自分がどうしたいか)がはっきりイメージできるとそこから逆算して、スタート時点で何をしておけばいいかがわかる、とゆう考え。

プッチンプリンは、最終的に底のカラメルが上にくるじゃない。なるほど、そういうことか!と思いましたよ。
佐藤雅彦さんのユニークな視点には驚いた。嵌まりの予感がする。
ちょっとだけ前向きに考えられる素敵な本だった。

薄れていくもの…好きな言葉

『記憶とは薄れていくもの。
恋愛では、お互いにその記憶を刻み続けることが大切。愛とゆう記憶を。
薄れても、忘れても、また新しい記憶が残るから。』
byT君

クサいこというな~。恥ずかしいこというな~。まったく…

新しい記憶刻む。

生きていく上でも大切なことだと思う。

思いでが何もないんじゃあまりに寂しすぎる。

プチ哲学より…好きな言葉

『動いているものは動いている者にしか見えない』
by佐藤雅彦

今回は、佐藤雅彦さんの「プチ哲学」より。
素早く動いているものをみるには、自分も素早く動けばいい。

蠅を目で追うのにも、目玉は素早く動いている。目玉とゆういい方はおかしいけど…

もし自分の目指す目標があったなら、そのスピードに併せてみるのだ。

流行の先端を走りたかったなら、そこら中にアンテナをはりまくるために、ひたすら動く必要がある。いち早く情報をキャッチする必要がある。

見たい物と同じ動きをすれば、同じ状態になるとゆうこと…かな。